世界が認めた現代病

地球科学

ゲーム障害とは

先月5日、現代病とも言える病気「ゲーム障害」を、「国際疾病分類(ICD)」に加える見通しであると世界保健機関(WHO)が明かしました。

ゲーム障害とは簡潔に言えば、日常生活に支障が出るほどゲームをやり続けてしまう病気です。

これはみなさんにも少しは理解できることではないでしょうか。おそらく、多くの人々はこれに似た感覚に陥ってしまったことがあるでしょう。

今年、内閣府が発表した調べによると、満10歳から満17歳までの青少年の約9割(89.2%)が何らかのゲームを所持していることが判明。また、近年スマートホンなどの普及に伴い、携帯アプリによるゲームも流行り始めました。これにより、世代を問わず電車や歩きながらゲームに熱中している人々をよく見かけます。

日常生活でも、食事などの日常の活動より優先したり、自己管理能力の低下につながったりするなど様々な悪影響を及ぼしています。

ゲーム障害の判断基準としては、上記のような症状が少なくとも1年間続き、家族や社会、学習、仕事に重大な支障が起きている場合です。

WHOは現在ICDを改訂しており、ゲーム障害を加えたものが今年の半ばに公表されるようです。ただし、ゲーム業界からの反対声明も出ており、今後変更される可能性も十分にあります。

追加されるとどうなる

世界では同じ病気でも呼び方が違っていたり、判断基準が微妙に異なっていたりするなど、データが比較できない場合があります。

そこで、WHOは世界中で使える病気の基準として、ICDを作成しました。病気の定義は変化する場合があるので、変化に対応するために定期的な改訂も行っています。

つまり、ICDに追加されれば、世界中からの注目が集まり、対策や治療が講じられていくということになります。

Opinion

子供の時、ゲームを少しでも長くやろうと親と言い争いをしたことがあると思います。そのありふれた光景が、今や病気として判断されかねないということで、非常に歯がゆい思いです。みなさんはこの病気にならないように、注意しながらゲームで遊んでほしいです。