ダイヤモンドは鉱物ではない?鉱物のイロハ

地球科学

鉱物とは

鉱物は少なくとも4000種類以上存在すると言われている。一言で「鉱物」と言っても、「鉱物」であるための以下のような条件があるのだ。

1.結晶質の固体であるもの

2.自然に生成されるもの

3.無機物であるもの

4.特定の化学組成をもつもの

5.物理的性質をもつもの

ほとんどの人々が知っているダイヤモンドは人工的に生成されたものなので鉱物とは言えない。鉱物は溶岩が冷めるときや、一度溶岩が固まってできた岩石が埋没するときに圧力・温度が上昇することによって、自然に生成される。また、温泉などでよくある水のように、熱い水が岩石の割れ目等を通過するときに、熱水中に溶解した物質と岩石中の鉱物が反応することにより、新しい鉱物が生成されたりする。同じ種類の鉱物でも生成のされ方や、産地によって見え方がまったく異なることがほとんどだ。図鑑などで肉眼で鉱物の種類を決めようとしても不可能に近い。また、上記のように鉱物であるための5つの条件があるため、鉱物であるか否かの判別が難しい。例えば、岩塩は、海水などが蒸発して結晶質化するため、鉱物と言える。一方で石炭は植物が堆積し、埋没などの作用によって生成されたものなので、厳密にいえば鉱物ではない。このように鉱物の種類や、鉱物であるものとそうでないものを区別するのは非常に困難なのである。

誰もが目にしたことがあるアレも鉱物!?

誰もが目にしたことのあるアレとは何か。それは氷である。

氷は常温では液体に状態変化してしまうという欠点があるが、例外的に、マイナス44度、マイナス77度で保つことでれっきとした六方晶系酸化鉱物として認められているのだ。また、雪も美しい結晶構造をもつ等の理由から、鉱物として分類されることもあるそうだ。

鉱物スイーツが楽しめる!?

*上記のようなスイーツではありません

猫カフェ、犬カフェや爬虫類カフェといった「〇〇カフェ」の中でも鉱物をモチーフにした、「鉱物カフェ」を知っているだろうか。現在では東京・大阪・京都に店舗があり、鉱物で飾られた幻想的な空間の中で食事等を楽しむことができる。

Opinion

「鉱物」と聞くと単にきれいな石、結晶としか思わない人も少なくはないだろう。筆者は時々鉱物を見ると、少し気持ちが安らぐという経験が度々ある。4000種以上ある鉱物には当然それぞれ違う形・色・特性等があり、これからもその種類は増え続けると思う。そして、それぞれ違いのある鉱物は現在のように人々を魅了し続けるだろう。