水は飲む時代から「食べる」時代に

地球科学

食べられる水とは

水は生命に欠かせない存在だった。私たちの体は成人で、約60%が水分で構成されている。そのように私たちの生活にとって必要不可欠な水は今までは「飲む」ものだった。しかし、「飲む」時代から「食べる」時代が来た。それが「Ooho」だ。

これはロンドンの工業デザイン研究生が3人で開発した。2014年に行われたコンテスである「Lexus Design Award 2014」で入賞したことで注目を集め、その後「ミラノデザインウィーク」で展示された。

水が食べられるとはどういうことなのか。食べられるということは固体であるということなのか。答えは水が特殊な膜で覆われているということだ。

この膜はオーガニック膜というもので、体内に入ったとしても、人体に影響はない。なぜかというと、昆布やワカメに代表される褐藻(かっそう)と塩化カルシウムで作られているので、生物分解性があるからだ。

つまり、この膜がペットボトルの役割を果たし、従来通りの液体状の水が膜の中に入っているという構造だ。膜は手でつまむことが出来、持ち運ぶことも出来る。

メリット

リサイクルされないペットボトルが世界中でまだまだ多く存在し、世界的に環境問題となっているのが現実だ。日本でもペットボトルが道端に落ちているのをよく見かけると思う。しかし、このOohoだとペットボトル自体をそもそも必要としないので、環境問題の解決の手助けの要因の一つになる。

原料の大半が水なので安価に製造・販売が可能なので消費者にとっても購入しやすいものになっている。

日本で食べられる水が販売

大阪府吹田市に位置するEXPOCITY内のニフレルでは食べられる水が販売されている。これはOohoとは違う作りをしているが、数量限定で価格は250円となっている。

Opinion

気温も徐々に高くなってきて、飲料水の消費が多くなってきたことだろう。その分ペットボトルの量も増えてきて、捨てるのが煩わしく思うこともあると思う。Oohoはまだ販売はされていないが、今後1年以内の販売を計画しているらしい。スーパーなどで売るには難しい面もあるかもしれないが、今後色々な課題をクリアしていって、誰でも手軽に購入できるようになればさらに革新的なものになってくるだろう。